FANTASTICS「Back To THE MEMORIES」が刺さったのでテンション上がって書いたブログ
ファンタの舞台を観てとても高揚感を得て書き綴った文章なのですが、残念ながら大阪公演が中止/延期ということなので、一度備忘録として吐き出しておきます。
大阪でもいつか無事に開催できるといいな。この舞台がなるべく幅広い人類に届きますように。
〇楽曲について
80年代90年代の楽曲を振り返る、というコンセプトだったので、ほぼ知ってる曲で予習無しでもとても楽しめた。
「今すぐKiss Me」とか、「ロマンスの神様」とか、振付込みでめっちゃ可愛かった。ファンタはみんな可愛いから、とにかく多幸感♡みたいな感じの明るくてポップな曲、似合う。
「未来予想図II」が1番ボーカルが映えるなと思った。ファンタ全体で言うと、80年代のディスコサウンドが似合うんだけど、ボーカルの声質的には90年代の生音よりの歌い上げる系のバラードが合うなぁ。
「抱きしめたい」をゆせそたが歌ってるのが尊すぎて、早急にゆせそたのオタクになりたいと思った。ジェネの「雨のち晴れ」聴きながら、ミスチルの初期っぽい曲、それこそ「雨のち晴れ」とかっぽいなぁと思いながらジェネにカバーして欲しいミスチルの初期曲を検討したことがあるんですけど、その中に「抱きしめたい」もあったので、めちゃめちゃゆせそた羨ましい。(ちなみに数寄に1番歌って欲しいミスチルの曲は「星になれたら」です)
WANDSも大好きなので、「世界中の誰よりきっと」も私得で最高だった。90年代のJ-POPが私のジャンルで良かった~。
「ChooChooTRAIN」がEXILE先輩の曲としてではなく、90年代の名曲枠として出てきて笑った。
「あゝ無情」は個人的に数原龍友のテーマソングだと思ってるんだけど(サングラス外したら吹き出しちゃうほどあどけない目をしてるあいつに弱いの)、ファンタちゃんたちサングラス外したら本当にあどけない目をしてて可愛かった。ハイローみたいに殴り合う小芝居付きの演出だったんだけど、可愛すぎて猫パンチかと思ったわ。
全体的に、「まあ、この曲はやるだろうな」って曲も多かったけど、「え、こんな曲までパフォーマンスしてくれるんですか!」って曲もあったりして嬉しかった。まだまだ80年代90年代には沢山名曲があるので、あと4時間くらいはこのステージ見れるなと思った。
そもそも私は「カバー曲」というものが大好きなので、こうやって若い世代が名曲をカバーするのって素晴らしいと思うんですよね。
演歌歌手でも若くて歌が上手な人が昔の曲を歌ったり、地下アイドルだってハコイリ♡ムスメや東京パフォーマンスドールの売り方ってまさにそうだったと思う。
私は「昔の名曲が死なないために、若い人に歌い継いでほしい」という考え方が強いのでカバー曲が好きなんですけど、幅広い層にアプローチするためにもこのカバー曲の戦略は有効だと思うんです。
数年前までは昔の名曲として取り上げられる曲って「昭和の曲」が多かったけど、ここ2~3年は90年代の楽曲がフィーチャーされる機会が増えてきた。90年代当時青春時代を送った人達は今は30~40代のワーキング層。楽曲を起用する側としても提案が通りやすくなってきてるし、客側としてもお金を1番持ってる層。そして、J-POP全盛期がドンピシャ世代。今後、ますます90年代J-POPにフォーカスが当たる機会は増えていくだろうし、そこにいち早く飛び込んだFANTASTICSが早くターゲット層に見つかってほしいな~と思う。
正直、ファンタのカバー曲がめちゃめちゃ上手いかって言うと、そりゃあ勿論原曲の方が良いって声もあると思うけど、クオリティどうこうよりも歌い継いで文化を語り継いでいくことが大事なのです!!演歌歌手が昭和歌謡を歌い継ぐ風潮がテッパン化しているように、「J-POPを歌い継いでいくLDH」が定着したらめちゃめちゃ面白いと思うんですよね。
〇内容について
舞台といいつつ、ほぼほぼパフォーマンスだったのでそんなにストーリーってほどのストーリーは無かったんですけど、一応曲と曲の間に簡単な小芝居パートがあって。
内容としては主人公である八木勇征の父母が離婚しようとしているのを、出会った時に聴いていた名曲のパフォーマンスをFANTASTICSが見せることで離婚を食い止めようとする…という話。
いたってシンプルなので偏差値3の脳でも理解しやすくて良かった。
普通だったらファンタのパフォーマンスを見た両親が離婚を思いとどまる流れになると思うんですけど、このストーリーの面白いところは結局両親は離婚するんですよね。
パフォーマンスを見て当時のことも相手を好きな気持ちも思い出した上で、諦めてきたことにチャレンジするために別れたい。(この「諦めてきた夢」を劇中でもう少し描写してくれると分かりやすかったんだけど、まぁ行間読めって話なのかな)
それで、別れるために最後に結婚式を挙げる、という話の展開が美しいな、と。別れるということが必ずしも悪いことではないんだよというメッセージ性が令和っぽくて、昭和~平成初期の曲を歌うコンセプトとの対比も相まって良いなあと思いました。
とても個人的な話、「私のホストちゃん」という舞台が大好きなんですけど、Back To THE MEMORIESはすごくホストちゃんぽいなぁって思った!え、今回は鈴木おさむ噛んでないんだよね??って疑うくらいに。笑 本当に脚本は村上大樹さんじゃないの?え?
だって、舞台中におもむろに「口説きタイム」があるんですよ。「クリスマスに彼女に一言」と「浮気相手の歯ブラシが彼女に見つかった時の一言」。そんなんもうホストちゃんでは…。
お題同じなのに口説きの内容は毎回アドリブで変えなきゃいけないの、やってる側地獄だと思うけど、ファンタのアドリブみんな可愛くて好きだった。
ホストちゃんっぽさは何も口説きタイムだけのことを言ってる訳じゃなくて、ハッピートンチキ加減が似てるんですよね。
難しいことを考えずに、脳直で手放しに楽しめる感じ!
八木勇征の父母がとしまえんに行ったら八木母が破水して、その場にいたひろこ(八木父の元カノ。演:木村慧人)となつみ(八木父の浮気相手。演:堀夏喜)が助けに来てくれて、実はひろことなつみは姉妹で、さらにそこに偶然居合わせた医者(演:澤本夏輝)はひろことなつみの父だった…!そして、オギャーオギャーと泣きながら産まれてくる八木勇征……。このくだりが、カオスすぎてヤバかった。赤子の八木勇征にいたってはホストちゃん越えて「ママと僕たち よちよちフェスティバル ~もっかい!いち!に!~」かと思ったわ!(※舞台のタイトルです)
ていうか、八木勇征何平然ととしまえんで生まれてんだよ……ハッピートンチキかよ…。
かくし芸コーナーとかいう謎のお遊戯会があるのもジワジワきた。ファンタちゃんがかくし芸をやっているのを見守るあの瞬間の私は確実に母だった…。
〇各メンバーについて
ファンタ、箱でみんな可愛かったんだけど1人ずつの感想言っていきます。
有難いことに、かなり前方席で観ることが出来たので、めちゃめちゃ目合ったし、細かい表情だとか仕草とか堪能できた。若くて可愛い。
正直、澤夏のことを今まで「ロン毛のおにいさん」くらいにしか認識してなかったんだけど、今回リアコって言われてるのめちゃめちゃ分かった。リアコのおにいさんだった~!
ネックレスがマイクに引っかかって、踊りながらネックレス取ろうとしてる澤夏を見て「あ…リアコ…」って思った。(どんなポイント)
世の中には2種類の人間がいると思ってて、それは瀬口黎弥の可愛さに気づいてる人間とまだ瀬口黎弥の可愛さに気づいてない人間なんですよね。
一度前者になってしまったら瀬口黎弥の可愛さを知らなかった頃の自分が思い出せない。だって全部可愛いじゃん、世界平和。
1曲目の時点で信じられないくらい汗かいてるの、代謝良くて可愛い。
ハット芸で終始ゴキケンハッピーで、成功したらめちゃめちゃ喜んでて、人間というよりそういう種類の愛玩動物かと思ったわ、可愛い。
ダンスもすごい楽しそうで、見ててハッピーになる!!表情からも全身からも感情が伝わってくる感じの全力さがいい。可愛い。
れやたその演技が前々から大好きなんですけど、やっぱり1番演技が上手だなって思った。台詞の言い方が好き。FANTASTIC6のキャプテンとして皆をちゃんと引っ張ってて偉かったよ~。偉くて可愛い!!
慧人くんはまず顔が天才的に可愛い。
れやたそと慧人くんがペアになって踊ってる時は、DQNカップルを見ているかのような微笑ましさがあった。子供にキラキラネーム付けてそう。(褒めてます)
勇征パパの元カノのひろことかいう女を慧人くんが演じてたんだけど、ぶりっ子加減が絶妙で腹立たしくて良かった。
慧人くんのひろこのウザさはまあ分かりやすいんだけど、堀夏の演じるなつみとかいう女のウザさは本当にリアルすぎて天才なんちゃうか?と思った。
「浮気相手の歯ブラシが彼女に見つかった時の一言」のアドリブで、大きい歯ブラシの模型指さして「昔、人の家の晩ご飯見に行く番組に大きいしゃもじ出てきたじゃん?あれの歯ブラシバージョン!」って言ってたの、発想が凄すぎてめっちゃ笑った。
つまり堀夏喜は天才と気づきました。
颯太くんはなにわ男子の概念!!
「大西流星に似てる」とか「長尾謙杜に似てる」とかじゃないんだよ、なにわ男子の集合体の概念なんだよ…。あくまでなにわ男子であって、関西ジャニーズJrぽいとかでもないの。だって、Aぇ!groupでもLilかんさいでもないじゃん。中島颯太はなにわ男子の概念なんだよ…!(主張)
なにわ男子っぽいと言うのは、顔の可愛さだったりとか、可愛い声して歌が上手いとかもですけど、トークのキレ具合がなにわ感あって良い。かくし芸コーナーの時に他のメンバーに向けて後ろから放つツッコミが絶妙すぎて推せると思った。
颯太くんのかくし芸の、剣でグレープフルーツとかキャッチするやつ、めちゃめちゃ良かった!個人的に一番好きなかくし芸。
あとは衣装が可愛い。フォルムが可愛いからどんな衣装でも似合う。
八木勇征な~~~。沼なんだよね、八木勇征は。前方席だから色んなメンバーと目が合ったけど、中でも八木勇征はめちゃめちゃ目が合った。正確に言うと「目が合った気分になれた」。よく分からないけど、恋なのかもしれない(戯言)。
八木勇征の魅力って、憂いを帯びたところだと思うんですよね。不健康的で、折れそうというか消えていなくなってしまいそうな儚さがある。でもさ、あんなに鍛えてるんだから折れるわけないし、健康体そのものじゃん???なのに、なんであんなに儚く見えるんだろう~って気になりすぎて、気づけば目が離せなかったし、Back To THE MEMORIES見終わったあと数日間八木勇征のことを考えていた…そういう、言葉で言い表しがたい魅力が彼にはある。マネキンにしろBTTMにしろやぎっこりーを主役にしたくなる気持ち、なんか分かるなぁ。。。
歌ってる時もそうなんだけど、歌ってない時の表情か好きだなぁ。あとボーカルなのにダンスが綺麗だなって思った!スタイルがいいからかな?踊ってて映えるなぁって思いました。
かくし芸のテーブルクロス引き、ガンガンに攻めてて惚れた。
〇その他
開演前のアナウンスで手を替え品を替え、4回も観劇マナーについて警告されて笑ってしまった。普段どんだけマナー悪いんだ…。
(LDH系の舞台を初めて見たので、今までがどんなマナーだったのか知らないのでなんとも言えないけど、まあコロナ禍だものね…発声とかのルールが厳しくなるのも仕方ないよね…。)
アナウンスで「君たちのお父さんお母さんの青春時代の曲をやるよ!」みたいなこと言ってて、80年代はともかく90年代はドンピシャな私は心が折られた……そっか、演じてる側のFANTASTICSもパパママ世代の曲だと思ってやってるんだよねきっと…まあ、観劇後にファンタには母性芽生えたからあながち間違いではないよな!実際私、八木勇征産んだからな!!!としまえんで!!!
〇結論